夏休み明けの子どもの不登校に悩んでいる方へ

📣 実践者の声(朝倉咲さん)
「全く学校へ行けない状態で、昼夜逆転し、一時は部屋から出れない状態でした。無理はさせないよう見守り、話し出したら最後まで聞くようにしたら、少しずつ外へ出るようになり、夏休み明けから毎日登校するようになりました。修学旅行にも参加できました。」

夏休み明けの不登校に関するページ内容

夏休み明けの不登校対応法について
解説します。
夏休みが終わって、
2学期(後期)が始まると、
不登校がかなり増えます。
文部科学省の調査では、
小中学校の不登校は
35万3970人と
過去最多になっています。
12年連続の増加です。
決してあなたのお子さんだけの
問題ではありません。
なぜ、子どもは学校に
行きたくなくなるのでしょうか?
元教師だからわかる
子どもが行き渋る心理と、
長期化させない対応法をまとめました。
目次
なぜ、夏休み明けは不登校が増えるのか?

クラスメイトはいませんでしたか?
実は、夏休み明けは
不登校が始まることが多いタイミングです。
では、なぜ夏休み明けから
不登校になる子どもが多いのでしょうか?
主に3つの理由があります。
①1学期の疲れからの反動
1つ目は「1学期の疲れからの反動」です。
1学期の間、
なんとか登校を頑張っていた場合、
その疲れが夏休みにどっと出ます。
夏休みの間に疲れが取れないと、
新学期からも学校に行けません。
②生活リズムの悪化
2つ目は「生活リズムの悪化」です。
夏休みの間は、
どうしても生活リズムが崩れやすくなります。
これが最後まで直らないと、
朝の登校時間に起きるのが辛くなり、
不登校になるのです。
朝起きられないのは「気持ちの問題」ではないことも
生活リズムを整えようとしても、
どうしても朝起きられない。
立ちくらみや強い倦怠感、
頭痛や腹痛を訴える。
こうした場合は、
起立性調節障害の可能性があります。
これは自律神経の乱れによる
体の症状で、思春期の子どもに多く見られます。
不登校の子どもの
3〜4割に関係するとも言われています。
つまり、本人の気持ちや
根性の問題ではないということです。
「甘えている」と決めつけず、
まずは小児科や心療内科で相談してみてください。
③不安の増大
3つ目は「不安の増大」です。
1ヶ月以上学校の友達と会っていないことで、
2学期以降の友達関係に不安を感じる子がいます。
この不安がどんどん大きくなると、
学校に行くのが怖くなってしまうのです。
行き渋りのサインをチェック
予防策の前に、
今のお子さんの状態を確認してみてください。
以下に3つ以上当てはまる場合は、
すでに行き渋りが始まりかけています。
- 夏休みの宿題にまったく手をつけない
- 学校や友達の話題を露骨に避ける
- 昼夜逆転していて、朝起こしても起きられない
- 頭痛や腹痛を訴えるが、休日は元気になる
- 朝の支度が異常に遅くなっている
- 「学校めんどい」などネガティブな発言が増えた
当てはまる項目が多い場合、
下の予防策よりも先に、
親子の会話を増やすことから始めてください。
夏休み明けに不登校にならない3つの予防策

不登校になってしまわないために、
今からしておくべき予防策が3つあります。
夏休みが明けて行き渋りが始まり、
そこから悩む前に、
今から対応しておきましょう。
①早めに生活リズムを直す
1つ目は「早めに生活リズムを直す」ことです。
お盆明けぐらいから少しずつ起きる時間を早めていき、
夏休みが終わるころには、
登校時間に合った時間に起きられるようにしましょう。
②不安につながる問題を解消しておく
2つ目は
「不安につながる問題を解消しておく」ことです。
よくある不安要素の1つが
夏休みの宿題が終わっておらず、
先生に叱られることです。
この不安を打ち消すには、
計画的に宿題をするようサポートしましょう。
③友達と遊ぶ機会を作っておく
3つ目は「友達と遊ぶ機会を作っておく」ことです。
夏休みの間、友達と遊ぶ機会がないと
2学期以降の不安要素になってしまいます。
友達とのつながりがあれば、
友達と会うために学校に行く理由ができます。
夏休み中はできる限り、
友達と遊ぶ機会を作りましょう。
9月1日前後は特に注意してください

長期休業明けに向けて
子どもの自殺予防に関する通知を
全国の学校に出しています。
18歳以下の自殺は
学校の長期休業明けにかけて増える傾向があり、
特に9月1日に多いというデータがあるためです。
夏休み明けの行き渋りは、
単なる「学校に行きたくない」では
済まないケースもあります。
「死にたい」
「消えたい」
「いなくなりたい」
こうした言葉が出た場合は、
登校の話は一旦すべて止めて、
子どもの安全を最優先にしてください。
そして、親だけで抱えないでください。
学校のスクールカウンセラー、
自治体の教育相談窓口、
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
などにすぐ相談してください。
行き渋りをしたら、親がすべき2つの対応

子どもが学校に行き渋った場合は
どうすればいいでしょうか?
この場合、
学校に行きたくない理由によって、
対応法が違います。
サボりたくて行きたがらない場合
はっきりした不安要素がなく、
前日まで元気で友達関係も良好、
休日は普通に出かけられる。
こうした場合は、
軽く背中を押してあげると、
数日で学校のリズムに戻れることが多いです。
ただし、「サボり」に見えて実は不安や
体の不調が隠れているケースも少なくありません。
背中を押して数日たっても朝の抵抗が強まる場合は、
下記の対応に切り替えてください。
学校に不安要素やトラブルが残っている場合
この場合は、
無理に行かせると不登校が悪化する
可能性があります。
まずは根本的な問題を解決するように、
先生に相談しましょう。
また、2学期(後期)に体育祭や学校祭
がある場合、
こういった楽しいイベントの話をするといいです。
楽しみができると、前向きになれるからです。
いきなり通常登校を目指さないこと
何日か休んでしまった場合、
翌日から通常登校を目指すのはハードルが高すぎます。
次のように、段階を分けて考えてください。
- 保健室や別室に1時間だけ行く
- 給食だけ教室で食べる
- 午前中だけ登校する
- 通常登校に戻す
大切なのは、
途中で戻ってしまっても責めないことです。
「よく頑張ったね」と声をかけるだけで、
子どもは次の一歩を踏み出しやすくなります。
📩 それでも行き渋りが続く場合は
行き渋りが2週間以上続く時は、対応の順番を間違えているケースがほとんどです。無料の「思春期の子育て講座」で、何から手をつけるべきかを解説しています。
日ごろから良好な親子関係を作るのが一番の対策

対策以外でも効果的なことがあります。
普段から子どもとの間に
良好な親子関係を作っておくことです。
良好な親子関係が保てていると、
子どもは何かあっても
親が守ってくれると感じます。
すると、多少不安なことがあっても、
とりあえず学校に行ってみようと
思えるからです。
また、親子関係が良好だと、
学校生活、勉強、部活など、
さまざまなことへのエネルギーも出てきます。
朝起きる気力にもつながるのです。
そこで、
普段から子どもの話をしっかり聞くようにしましょう。
また、共通の話題や趣味などを作り、
会話が盛り上がるようにするのもおすすめです。
短期間で親子関係を改善するための秘策

とはいえ、
子どもとの会話が
ほとんどない家庭も
少なくないでしょう。
- 自分の部屋に引きこもってばかり
- 何か話しても「うるせー」しか言わない
こんな状態では、
会話を盛り上げることは
難しいですよね。
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自然とお子さんへの向き合い方が変わるため、
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その結果、子どもはリビングに出てくるようになり、
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